◆ 敗戦から学ばなければ再建は遠い」
ACミランの日本代表MF本田圭佑は、4日の本拠地ナポリ戦で2試合連続の出番なしに終わったが、その試合後に心境を吐き出した。
インフルエンザによって3日間発熱のあったという本田は0-4で大敗後、120億円補強にも関わらず結果の出ない現状にクラブの首脳陣、シニシャ・ミハイロビッチ監督、サポーター、イタリアメディアを
「誰がやってもダメ」「ナンセンス」などとなで斬りにし、過激なクラブ批判を展開している。
失意の大敗後、本拠地サンシーロのミックスゾーンに背番号10は姿を現した。ジェノア戦に続いて2試合連続で出番なし。
3日間発熱し、ミハイロビッチ監督から前日会見で「なんてダメなサムライだ」と皮肉られた本田は久しぶりに報道陣に口を開いた。
「聞くことないんじゃないですか?」と語りながらも、ベンチから見たチームの惨敗劇を淡々と分析した。
◆ 本田はチームに警句を投げかける。
「そうですね。前半は結構いい勝負していて。失点シーンは自分たちのミスから生まれたものだった。
その後、どちらかというとナポリの方に勢いがなくなり始めて、同点になるチャンスも何本かあった。
そこを決めきれなくて。後半はまったく違った試合になってしまった。個人的にはあんまりというか、問題点が分かりやすくなった。問題点が変わったわけでもないし、問題点が大きくなったというのもないですし。
今日の試合でファンや経営陣、選手たちは大きく傷ついて、こういうところで気づく。今日の敗戦、大敗をしっかりと(受け止める)。この敗戦から何かを学ばないと。いつまでたっても再建はほど遠い」
今季リーグ戦で3勝4敗。昨季のフィリッポ・インザーギ前監督のころよりも成績は悪化している。
本田は開幕戦でトップ下で先発。第3節インテルとのミラノダービーから、第5節ウディネーゼ戦まで3試合連続先発出場を果たした。
ミハイロビッチ監督は守備面での黒子役、泥仕事を評価しながらも、プレッシャーのない場面でボールロストを繰り返し、リーグ戦で1年間得点から遠ざかっている本田の先発起用を避けるようになった。
そして、この日は発熱という不運も本田に重なった。
◆ 勝利至上主義のイタリアサッカーを批判
一方で、本田は出場機会を失った理由を把握していないという。そして、チームとイタリアサッカー界に対する怒りをぶちまけた。
「何で出れなくなったか分からない。こういう試合をやっていて出れるチャンスがないのがおかしい。
イタリアのメディアの大問題だと思うんですけれど、誰がいい、誰が悪いというのをこういう試合で話すのがナンセンスですよね。
ある程度、誰がやってもダメというのは、この3年ぐらいで分かったと思う。そこを今日しっかり学ばないと。
(マンチェスター・)シティやパリ・サンジェルマンぐらいお金を使うか、もう少しストラクチャー(構造)の部分で見直していかないといけない。でも、選手が気づいていてもこのチームは変わらない。
トップの人間が気づく、経営陣が気づく、監督が気づく。そして、選手たちが気づく。同時にファンたちも気づいていかないと。
僕はファンの拍手のタイミングを見ていても、勝つことだけに左右されているファンだなと気づく。内容など見ない。勝てば拍手する」
久しぶりに120億円の補強を展開したミラン首脳陣の方針をやり玉に挙げ、オイルマネーで潤うような圧倒的な資本投資以外にさして意味はなしと主張。
「誰が出てもダメ」と身もふたもないような発言を残した。ウノ・ゼロと呼ばれる1点差勝利を美徳とし、勝利至上主義という独特の文化を持つイタリアのサポーターにも矛先を向けた。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151005-00010011-soccermzw-socc&p=2
>>2以降に続きます
ACミランの日本代表MF本田圭佑は、4日の本拠地ナポリ戦で2試合連続の出番なしに終わったが、その試合後に心境を吐き出した。
インフルエンザによって3日間発熱のあったという本田は0-4で大敗後、120億円補強にも関わらず結果の出ない現状にクラブの首脳陣、シニシャ・ミハイロビッチ監督、サポーター、イタリアメディアを
「誰がやってもダメ」「ナンセンス」などとなで斬りにし、過激なクラブ批判を展開している。
失意の大敗後、本拠地サンシーロのミックスゾーンに背番号10は姿を現した。ジェノア戦に続いて2試合連続で出番なし。
3日間発熱し、ミハイロビッチ監督から前日会見で「なんてダメなサムライだ」と皮肉られた本田は久しぶりに報道陣に口を開いた。
「聞くことないんじゃないですか?」と語りながらも、ベンチから見たチームの惨敗劇を淡々と分析した。
◆ 本田はチームに警句を投げかける。
「そうですね。前半は結構いい勝負していて。失点シーンは自分たちのミスから生まれたものだった。
その後、どちらかというとナポリの方に勢いがなくなり始めて、同点になるチャンスも何本かあった。
そこを決めきれなくて。後半はまったく違った試合になってしまった。個人的にはあんまりというか、問題点が分かりやすくなった。問題点が変わったわけでもないし、問題点が大きくなったというのもないですし。
今日の試合でファンや経営陣、選手たちは大きく傷ついて、こういうところで気づく。今日の敗戦、大敗をしっかりと(受け止める)。この敗戦から何かを学ばないと。いつまでたっても再建はほど遠い」
今季リーグ戦で3勝4敗。昨季のフィリッポ・インザーギ前監督のころよりも成績は悪化している。
本田は開幕戦でトップ下で先発。第3節インテルとのミラノダービーから、第5節ウディネーゼ戦まで3試合連続先発出場を果たした。
ミハイロビッチ監督は守備面での黒子役、泥仕事を評価しながらも、プレッシャーのない場面でボールロストを繰り返し、リーグ戦で1年間得点から遠ざかっている本田の先発起用を避けるようになった。
そして、この日は発熱という不運も本田に重なった。
◆ 勝利至上主義のイタリアサッカーを批判
一方で、本田は出場機会を失った理由を把握していないという。そして、チームとイタリアサッカー界に対する怒りをぶちまけた。
「何で出れなくなったか分からない。こういう試合をやっていて出れるチャンスがないのがおかしい。
イタリアのメディアの大問題だと思うんですけれど、誰がいい、誰が悪いというのをこういう試合で話すのがナンセンスですよね。
ある程度、誰がやってもダメというのは、この3年ぐらいで分かったと思う。そこを今日しっかり学ばないと。
(マンチェスター・)シティやパリ・サンジェルマンぐらいお金を使うか、もう少しストラクチャー(構造)の部分で見直していかないといけない。でも、選手が気づいていてもこのチームは変わらない。
トップの人間が気づく、経営陣が気づく、監督が気づく。そして、選手たちが気づく。同時にファンたちも気づいていかないと。
僕はファンの拍手のタイミングを見ていても、勝つことだけに左右されているファンだなと気づく。内容など見ない。勝てば拍手する」
久しぶりに120億円の補強を展開したミラン首脳陣の方針をやり玉に挙げ、オイルマネーで潤うような圧倒的な資本投資以外にさして意味はなしと主張。
「誰が出てもダメ」と身もふたもないような発言を残した。ウノ・ゼロと呼ばれる1点差勝利を美徳とし、勝利至上主義という独特の文化を持つイタリアのサポーターにも矛先を向けた。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151005-00010011-soccermzw-socc&p=2
>>2以降に続きます
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