AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）2025/26のグループリーグ第1節サンフレッチェ広島（J1）対メルボルン・シティFC（Aリーグ・メン）が行われた。

昨季のJ1を2位でフィニッシュした広島。3-4-2-1の布陣でスタメンには日本代表GK大迫敬介、右からDF佐々木翔、DF荒木隼人、DFキム・ジュソンが並び、中盤にはMF中野就斗、MF川辺駿、MF田中聡、MF東俊希が名を連ねた。2列目にはMF中島洋太朗とFWマルコス・ジュニオールで、最前線にはFW木下康介が入った。

対するメルボルン・Cは、今季よりJ1アビスパ福岡から完全移籍で加入したFW金森健志が先発。右サイドの位置に入った。

前半は互いがにらみ合う展開。広島はボールを保持するも、なかなかシュートを打たせてもらえず。前半29分には右サイドで中野がクロスボールを供給し、これを大外で待っていたマルコス・ジュニオールが右足ダイレクトで合わせたが、メルボルン・Cの守護神パトリック ビーチがはじいた。

広島は前半終了間際の43分に木下が担架で運ばれて途中交代。FW加藤陸次樹が入った。その後はコーナーキックで相手ゴールに迫るも、0-0のまま後半に突入した。

すると後半5分にボックス内に抜け出したマルコス・ジュニオールが倒されてペナルティキックのチャンスを獲得。これを同選手が落ち着いて右側へ蹴り込み、先制に成功した。

同13分には再びマルコス・ジュニオールのプレスから、加藤がゴールネットを揺らすもオフサイドの判定。それでも広島は攻撃の手を緩めず、果敢にゴールを狙い続けた。

すると、同36分に右サイドから中野がアシスト。同選手のクロスボールに反応した中島が頭で合わせて、2-0にした。ただ、得点の際に頭を負傷した中島は、ここまで離脱していたMFトルガイ・アルスランと交代した。

対するメルボルン・Cはサイド攻撃から同点に追いつこうと奮闘するも、広島の堅守を崩せず。試合はそのまま2-0で終了し、広島がACLE初戦を白星で飾った。

広島は30日午後7時からホームで上海海港と対戦する。

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