気持ちを高ぶらせた。決戦前日、さいたま市内の練習場。ＤＦ槙野が居残りでＦＷ陣３人とＰＫ練習を敢行し、キックの感触を確かめた。
「いよいよ、ですね。ブサイクなゴールでもいいから狙う。守備だけでなく、攻撃のアクセントになりたい」

最終ラインから攻め上がり、体を張って泥臭く点を取りにいく。そこに因縁の敵への“復しゅう心”がたぎった。
相手のＦＷ宇佐美には「最終ラインを上げ、ゴールから遠ざけてプレーさせたい」と対策を口にした。

昨年１１月２２日。勝てば優勝が決まるホーム・Ｇ大阪戦に０－２で敗戦。その後、優勝をさらわれた。
今年２月のゼロックス杯も０－２で屈した。「ここぞというときにガンバに負けている。
３度目の正直じゃないけど、今回は結果を出したい」と口元を引き締めた。

この日は戦術練習をやめ、３０分間だけフィジカル中心に調整した。
「きのういい練習ができた。そのイメージを残したかったので」とペトロビッチ監督。槙野も「きょうは軽めで、あす爆発すればいい」と歓迎した。

「昨年とは違うというところを見せつけたい」

日本代表のハリルホジッチ監督も視察するセミファイナル。“勝負弱い浦和”のレッテルを、２８日振り払う。　（宇賀神隆）

★当日券あり

２６日に発売が始まった浦和－Ｇ大阪戦の前売り券は、２７日午後３時３０分の時点で約４万５００枚が販売済み。浦和関係者は「当日券を発売する予定」と話した。

Ｊ１明治安田チャンピオンシップ
１１季ぶりに２ステージ制を採用した今季、３～５チームが参加する方式で導入。年間勝ち点１位から３位と、第１、第２ステージ覇者が出場し、年間王者を決める。
今季は第２ステージ優勝の広島が年間勝ち点１位、第１ステージを制した浦和が同２位になったため、同３位のＧ大阪との３チームで争うことになった。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20151128/jle15112805030005-n1.html

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