川崎の大久保が３年連続得点王へ大きく前進した。

大量得点の口火を切る先制点と、試合を決める決勝点の２得点。
「すごく気持ちいい」。チームの４連勝に貢献し、笑顔は止まらなかった。

前半２分、左サイドからのＧＫとＤＦの間を抜ける低いクロスを右足で合わせた。
後半３０分にはＰＫを決めて今季２１得点目。

試合前に得点数で並んでいたＧ大阪の宇佐美は目の前でライバルが躍動する姿に
「（得点を取れる）場所、ポイントを抑えている」と賛辞を贈るしかなかった。

川崎に来てからの３年間で６５得点を挙げるハイペース。
司令塔のＭＦ中村ら仲間のアシストにも支えられ、数字を積み重ねてきた。
「本人の能力。うちに来ても全員が取れるわけではない」と風間監督。

Ｊ１通算得点も１５４に伸ばした。１位のＪＦＬ沼津・中山（１５７得点）、２位の広島・佐藤（１５６得点）の背中も目前だ。

「まだ意識していない。（中山に）１点差になったら意識するのかな」。

チームは第２ステージ５位に浮上し、ステージ優勝にわずかな望みをつなぐ。
「自分が決めればチームは必ず勝てる」。３３歳のエースがチームをさらに上位へ押し上げる。（浜田慎太郎）

産経新聞 10月4日(日)19時47分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151004-00000537-san-socc

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