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■スペイン代表

GK 1 イケル・カシージャス 4.0点
 こういう表現はしたくはないが、完全な戦犯。1失点目では、ポジショニングの悪さ。3点目では、浮き球処理の拙さ(微妙な判定ではあったが)。4点目では、大舞台ではありえないレベルのトラップミス。5点目でも中途半端な飛び出し。以上のように、ミスで失点に絡み続けた。

DF 3 ジェラール・ピケ 5.0点
 ラインコントロールをミスや、ロッベンとの駆け引きの敗北で失点を招き、自身の背後がスペインの穴であることを露呈してしまった。

DF 15 セルヒオ・ラモス 5.0点
 前半は、潰しでも、フィードでも悪くはなかったが、後半、大量失点と共にパフォーマンスを落としはじめ、5失点目では、ロッペンへの対応を誤った。

DF 18 ジョルディ・アルバ 6.0点
 攻守の切り替えがはやく、攻守共にチームに貢献していた。そして、ミスらしいミスはしていないのだが、チームは大量失点した。不運。

DF 22 セサル・アスピリクエタ 5.5点
 前半は、自分がすべき役割は果たした。しかし、自分が関与しないところで、チームは失点を重ね、最終的に集中力を欠いた。

MF 6 アンドレス・イニエスタ 6.5点
 前半は、何度も質の高いスルーパスを供給し、オランダ守備陣にとって脅威であり続けた。しかし、守備のブロックが崩壊し、流れが悪くなってからは、どうにもできなかった。

MF 8 シャビ・エルナンデス 6点
 常に動き回り、パスをさばくことでリズムを作る。そして、PK獲得の起点となるスルーパスも送った。しかし、後半、チームが苦境に立たされた時に、状況を打開できなかった。

MF 14 シャビ・アロンソ 6.5点
 いつも通り、攻撃ではパスをちらし、守備では体を張った。また、PKを落ち着いてきめて、チームに大きな先制点をもたらした。

MF 16 セルヒオ・ブスケツ 5.5点
 前半は悪くなかったが、後半はスピードアップ起点になれなかった。

MF 21 ダビド・シルバ 5.5点
 前半は、ポジションをコロコロと変え、オランダDFを混乱させたが、後半になってから存在感が希薄だった。

FW 19 ジエゴ・コスタ 5.5点
 PKを獲得したものの、それ以外はほとんど何も出来なかった。

FW 9 フェルナンド・トーレス 5.0点
 63分に投入されるが、決定機を外すなど、悪い流れを変えられなかった。

FW 11 ペドロ・ロドリゲス 5.5点
 63分にピッチに入り、積極的にゴールを狙うも、結果は残せず。

MF 10 セスク・ファブレガス 評価なし
 既にチームの歯車が完全に狂っていた78分での投入されたのもあり、彼にできることは、ほとんど何もなかった。

■オランダ代表

GK 1 ヤスパー・シレッセン 7.5点
 ファン・ペルシーの同点弾の直前、シルバのループとめる。もし、ここで決められていたら、オランダの大勝はなかった。そういう意味では、このセービングが、勝負の分かれ目だったのかもしれない。

DF 2 ロン・フラール 6.0点
 潰しや、空中戦は強いが、スピードのなさを露呈。前線の攻撃力に救われた形。

DF 3 ステファン・デ・フライ 6.5点
 よいマンマークをみせていたが、相手にPKをプレゼントしてしまった。ただ、その後、3点目を決めて、自分のミスを帳消しにした。

DF 4 ブルーノ・マルティンス・インディ 6.5点
 技術の高いスペインの選手達をきっちりマークしておさえた。

DF 5 ダレイ・ブリント 8.0点
 高精度のアーリークロスで先制点、2点目をアシスト。そのキック精度の高さを世界中に知らしめた。

DF 7 ダリル・ヤンマート 6.5
 守備もしっかりとこなした上で、積極的に攻撃参加。守備では、ほとんどミスがなかった。

MF 6 ナイジェル・デ・ヨング 7.0点
 潰し屋としての役割を全う。彼の奮闘なくして、オランダの奇策は成り立たなかった。

MF 8 ジョナサン・デ・グズマン 6.0
 攻守共のリンクマンとして組み立てに貢献するが、そこまで目立つパフォーマンスではなかった。

MF 10 ヴェスレイ・スナイデル 6.5点
 ロッベンやファン・ペルシーのように得点は決められなかったが、3点目、5点目の場面では、アシストで貢献。30代になっても、衰えない技術を披露した。

FW 9 ロビン・ファン・ペルシー 8.5点
 同点弾のシーンでは、後ろからきたクロスをダイレクトで、頭で合わせるという難易度の高いシュートを決める。その後、さらにもう一点追加し、スコアラーとしての絶対的な存在感示し、チームを勢いづけた。マン・オブ・ザ・マッチ。

FW 11 アリエン・ロッベン 7.5点
 逆転弾(2点目)と5点目を決め、勝利に貢献。後半は、キレのあるドリブルでスペインの脅威に。

MF 20 ジョルジニオ・ワイナルドゥム 6.0点
 62分に、デクズマンに代わって入り、リンクマンとしての役割をしっかりと引き継いだ。

DF 13 ヨエル・フェルトマン 6.0点
 77分に入り、トーレスのシュートをギリギリで防ぐなど、スペインに立ち直らせる隙を与えなかった。

FW 17 イェレマイン・レンス 6.0点
 79分に投入される。緩んだ試合でも、積極的に仕掛け、相手ゴールに迫る。また、スナイデルに決定的なチャンスをお膳立てした。


http://www.footballchannel.jp/2014/06/14/post43687/