1: YG防衛軍 ★2016/10/18(火) 18:26:23.66 ID:CAP_USER9
正直、驚いた。
長年サッカーを取材していて、ずっと感じていたことがあった。この度、日本代表でプレーする2人の選手の変貌ぶりを見てその感覚が確信に変わった。
その選手とは、25歳の原口元気と26歳の清武弘嗣。共に海外に出てプレーし、日本代表でも欠かせない重要な存在になりつつある2人だ。
この2人を見て何を感じたのか……それは「たかが言葉、されど言葉」ということだ。
“コメント力”とよく言うが、一流選手はインタビューや取材に対し、非常にしっかりとした受け答えが出来る。もとを辿れば、しっかりとした受け答えが出来るからこそ、その地位に上ることが出来た、とも言える。
優れた選手は“コメント力”にも優れる。
ここで言う“コメント力”は、親しい間柄だったり関係性が深い人間との会話ではなく、「不特定多数の囲み取材における発言力」と捉えて欲しい。
記者からの咄嗟の質問に対し、いかに対応出来るか――。当然、選手にはそれぞれ性格があるし、年齢的な問題もある。人前でしゃべることを苦にしない選手もいれば、人見知りだったり、しゃべることが得意でない選手もいる。もちろん、経験を積んだ大人と若い年代との差はある。
しかし、状況や性格が十人十色であることを前提として、いかに質問に対して、建設的で思慮深く言葉を発することが出来るか。勢いに任せて言葉を出すのではなく、ワンクッション置きながら、一度自分の中に飲み込んでから発言をしているか……といった能力のことだ。
この観点からすると、Jリーガーの中でも“コメント力”が乏しい選手が多くいるように思う。
実は、原口と清武の両者も、以前はどちらかというとそちらの部類に入る選手だった。
ユース時代から抜きん出ていた原口と清武の才能。
2人とも小学生時代から抜きん出た存在で、原口は抜群のドリブルのキレとシュートセンスが際立ち、清武は視野の広さとパスセンスが光っていた。
浦和レッズユース時代に取材で何度も通ったが、原口の言葉は中学生(当初の彼は中学生でジュニアユースからユースに飛び級で参加をしていた)、高校生レベルということを差し引いても、しっかりとコメントができるという印象はなかった。
清武に関しては、彼が高校生の時、大分トリニータU-18の練習取材に行った時にちょうど怪我のリハビリ中だったので、ジャージー姿でリラックスしていた彼と1対1で話をした。決して話が上手いわけではなかったが、朴訥な感じながら自ら話そうとする意思もちゃんとあり、好印象を受けた。
逸材と言われた2人は当然のようにプロに進み、Jリーガーとして取材をする機会はあったが、実はコメント力は高校時代より悪くなっているような印象を受けていた。
プロ入り後もずっと順風満帆というわけではない
原口に関しては、当時の浦和のチームメイトが「相当なやんちゃな選手で、何か言うとすぐにふてくされたりしていたり、感情を剥き出しにすることもある」と語っていたように、感情の起伏が激しく、囲みでも素っ気ない応対を見せていた。
清武も、囲み取材をしても声が小さ過ぎたり、うつむいて質問者の顔を見なかったり、質問に対する答えが短かったりと、高校時代に抱いた印象とは裏腹に、コミュニケーションを取るのが困難な選手になっていた。
2人に共通していたことは、「複数の人間が集まる囲み取材に対して積極的では無い」ということ。嫌悪感さえ抱いているのではないかと感じることもあり、その印象はしばらく拭えなかった。
その後の彼らのサッカー人生も順風満帆とはいかないように見えた。
清武はC大阪で頭角を現し、'11年にA代表入りをして翌'12年にはロンドン五輪4位に貢献。ドイツ1部のニュルンベルクに移籍をし、海外でのキャリアをスタートさせ、'14年にはブラジルW杯のメンバーに選出されるが、出場は僅か数分間に留まった。
それ以降も'15年1月のAFCアジアカップでW杯以来となる日本代表メンバーに選出されるが、グループリーグ3戦すべて途中出場で、UAEに敗れた準々決勝での出番は無く、A代表では一向に定位置を掴みきれないでいた。
欧州クラブで2人が学んだものとは?
一方の原口は'09年1月に浦和史上日本人最年少のプロ契約を結び、'09年シーズンに開幕スタメンを飾ると、4月には早くもA契約を結ぶなど、華々しくプロのキャリアをスタートさせた。
続きは↓の記事から
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161018-00826709-number-socc&p=3
長年サッカーを取材していて、ずっと感じていたことがあった。この度、日本代表でプレーする2人の選手の変貌ぶりを見てその感覚が確信に変わった。
その選手とは、25歳の原口元気と26歳の清武弘嗣。共に海外に出てプレーし、日本代表でも欠かせない重要な存在になりつつある2人だ。
この2人を見て何を感じたのか……それは「たかが言葉、されど言葉」ということだ。
“コメント力”とよく言うが、一流選手はインタビューや取材に対し、非常にしっかりとした受け答えが出来る。もとを辿れば、しっかりとした受け答えが出来るからこそ、その地位に上ることが出来た、とも言える。
優れた選手は“コメント力”にも優れる。
ここで言う“コメント力”は、親しい間柄だったり関係性が深い人間との会話ではなく、「不特定多数の囲み取材における発言力」と捉えて欲しい。
記者からの咄嗟の質問に対し、いかに対応出来るか――。当然、選手にはそれぞれ性格があるし、年齢的な問題もある。人前でしゃべることを苦にしない選手もいれば、人見知りだったり、しゃべることが得意でない選手もいる。もちろん、経験を積んだ大人と若い年代との差はある。
しかし、状況や性格が十人十色であることを前提として、いかに質問に対して、建設的で思慮深く言葉を発することが出来るか。勢いに任せて言葉を出すのではなく、ワンクッション置きながら、一度自分の中に飲み込んでから発言をしているか……といった能力のことだ。
この観点からすると、Jリーガーの中でも“コメント力”が乏しい選手が多くいるように思う。
実は、原口と清武の両者も、以前はどちらかというとそちらの部類に入る選手だった。
ユース時代から抜きん出ていた原口と清武の才能。
2人とも小学生時代から抜きん出た存在で、原口は抜群のドリブルのキレとシュートセンスが際立ち、清武は視野の広さとパスセンスが光っていた。
浦和レッズユース時代に取材で何度も通ったが、原口の言葉は中学生(当初の彼は中学生でジュニアユースからユースに飛び級で参加をしていた)、高校生レベルということを差し引いても、しっかりとコメントができるという印象はなかった。
清武に関しては、彼が高校生の時、大分トリニータU-18の練習取材に行った時にちょうど怪我のリハビリ中だったので、ジャージー姿でリラックスしていた彼と1対1で話をした。決して話が上手いわけではなかったが、朴訥な感じながら自ら話そうとする意思もちゃんとあり、好印象を受けた。
逸材と言われた2人は当然のようにプロに進み、Jリーガーとして取材をする機会はあったが、実はコメント力は高校時代より悪くなっているような印象を受けていた。
プロ入り後もずっと順風満帆というわけではない
原口に関しては、当時の浦和のチームメイトが「相当なやんちゃな選手で、何か言うとすぐにふてくされたりしていたり、感情を剥き出しにすることもある」と語っていたように、感情の起伏が激しく、囲みでも素っ気ない応対を見せていた。
清武も、囲み取材をしても声が小さ過ぎたり、うつむいて質問者の顔を見なかったり、質問に対する答えが短かったりと、高校時代に抱いた印象とは裏腹に、コミュニケーションを取るのが困難な選手になっていた。
2人に共通していたことは、「複数の人間が集まる囲み取材に対して積極的では無い」ということ。嫌悪感さえ抱いているのではないかと感じることもあり、その印象はしばらく拭えなかった。
その後の彼らのサッカー人生も順風満帆とはいかないように見えた。
清武はC大阪で頭角を現し、'11年にA代表入りをして翌'12年にはロンドン五輪4位に貢献。ドイツ1部のニュルンベルクに移籍をし、海外でのキャリアをスタートさせ、'14年にはブラジルW杯のメンバーに選出されるが、出場は僅か数分間に留まった。
それ以降も'15年1月のAFCアジアカップでW杯以来となる日本代表メンバーに選出されるが、グループリーグ3戦すべて途中出場で、UAEに敗れた準々決勝での出番は無く、A代表では一向に定位置を掴みきれないでいた。
欧州クラブで2人が学んだものとは?
一方の原口は'09年1月に浦和史上日本人最年少のプロ契約を結び、'09年シーズンに開幕スタメンを飾ると、4月には早くもA契約を結ぶなど、華々しくプロのキャリアをスタートさせた。
続きは↓の記事から
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161018-00826709-number-socc&p=3
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