アジアカップを戦う日本代表を、日本をよく知る元ワールドカップ(W杯)優勝選手が成長したと評価した。『GOAL』の取材に語った。

アジアカップ準々決勝、韓国対ウズベキスタンの会場であるメルボルンのスタジアムに、ある元西ドイツ代表選手が姿を現した。
W杯優勝経験もあり、選手・監督として日本で活動。横浜FCなどを率いたピエール・リトバルスキー氏である。

同氏は現在、ブンデスリーガのヴォルフスブルクでスカウトを務める。アジアカップを視察中のリトバルスキー氏に、今大会について聞いてみた。

―気になるチームはどこですか?

「韓国は悪くないけれど、僕の好きなチームはもちろん日本。オーストラリアも結構良い選手がいる。でも。プレーが一番好きなチームは日本です」

―日本はアルベルト・ザッケローニ前監督が率いた頃のチームとどう変わったかと思いますか?

「ちょっと安全なプレーになって、攻撃のパターンが変わった。攻撃のフォーメーションも少し変わった。本田(圭佑)が右サイドに移って、
香川(真司)は彼が好きなポジションのシャドーに入ったし、良いことだと思う。まだまだパーフェクトじゃないけど、W杯の頃と比べて少しレベルアップしました」

―今大会で強いと思うチームは?

「ホームアドバンテージがあるオーストラリアが結構強い。体が強いし、(ティム・)ケイヒルのヘディングが強い。守備側にはやりにくい相手。
90分間、自分のゴールチャンスを探している、本当に良い選手だと思う。

日本は以前にオーストラリアに勝ったけれど、もし準決勝で対戦することになったら難しい試合になると思う。
相手にはホームアドバンテージもあるし」

―誰かスカウトしたい選手はいましたか?

「日本人選手では岡崎(慎司)が好き。岡崎と同じくらいのレベルの選手を探しているが、まだそれほど試合を見ていない。
岡崎はブンデスリーガでプレーして、少しずつレベルアップした。性格も良いし、90分間本当によく動いて頑張る」

―他国で、ヨーロッパで戦えそうな選手はいましたか?

「マインツに所属する韓国代表のク・ジャチョルはよくできた選手。韓国代表のセンターバックは体が強い。
守備の真ん中に入る選手を少し見てみようと思います」

1月22日(木)21時45分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150122-00000029-goal-socc

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