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「競技場からキャスター付旅行鞄を持って出る姿はサラリーマンの顔だ」

ACミランの日本代表FW本田圭佑が19日のアウェー、ベローナ戦で2得点と活躍し、3-1の勝利に貢献した。
その背番号10に関して地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトは「ゴールのサラリーマン。ストライカーの王者に就く」と特集している。

記事では今季7試合6得点とセリエA得点ランク1位タイに立った男をこう評している。

「金髪で、至福の表情を浮かべるセリエAゴールキング。ベンテゴディ(競技場)から彼のキャスター付旅行鞄を持って出る姿は、
サラリーマンの顔だ。だが、外見を決して信じてはならない。彼をよく知っている者は、何年も試合をみている日本人記者たちは、本田はとてもハッピーだという。
この印象はどこからくるのかわからないが、会社員のイメージが残る。なぜなら本田はすべきことをしているイメージがあるからだ」

ミランのドルチェ&ガッバーナのスーツに身を包んだ金髪の本田は勤勉なビジネスマンのような印象をイタリア中に与えていると指摘する伊紙。
現地メディアから見た背番号10は、ゴールという使命を冷静にこなす優秀なサラリーマンといったところなのか。

「(本田は)自分自身に常に多くを要求する。イタリアでの最初のシーズンは、残念なものに終わっていた。ネガティブだった。
侍には誇りと忠誠心があるのが自然だ。本田はミランの信頼を裏切らなかった。この夏、ピッポ・インザーギの評価を喜んで受け止めた。
ミランは監督の言う通りに従った。ベローナでの2ゴールで、得点王テベスの6ゴールに並んだ(ナポリFWカジェホンも夜に並んだ)。ミランも3位まで一歩と迫った」

記事では昨季の不振から一転、結果を出し始めた本田をこう表現。インザーギ監督の指導を受けながら、その信頼と期待に対してきっちりと恩返しをしている様子を伝えている。
一方、背番号10を再生させたフィリッポ・インザーギ監督は「今、本田について話すのはあまりにも簡単だ。8月に素晴らしいシーズンになると僕は言っていた、
ただ彼を理想的なポジションに置いただけ」と語っている。


「彼は自ら喜びを叫ぶ前に、もっとたくさんゴールを決めたいと思っている」

さらにアドリアーノ・ガリアーニCEOも「この夏に彼の弟と交換して、いい方の本田にしてもらった。冗談はさておき、選手は機械ではない。
彼らはシーズンごとにパフォーマンスが変わる。圭佑は攻守ともにいいプレーをできるから、私は気に入っている」と絶賛している。
ミランの強化責任者は不発だった昨季の背番号10を「弟」と呼ぶ冗談を気に入っているようだ。

記事は本田の卓越したフィニッシュ能力を称賛して、締めくくっている。

「ミランはセリエA最高の攻撃力を持つ。今季16ゴール。彼の力が目覚め始めた。ヨーロッパの力。おそらく、チャンピオンズ。この金髪のおかげでもある。
彼は自ら喜びを叫ぶ前に、もっとたくさんゴールを決めたいと思っている」

現在セリエA最多16ゴールのミランを牽引するのはチーム最多6得点の「チェッキーノ(イタリア語で射撃の達人)」。
現在4位のミランが来季の欧州チャンピオンズリーグ進出圏の3位に到達するために、背番号10のゴールがまだまだ必要な状況だ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141020-00010008-soccermzw-socc

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