これを受け、エヴァートンのサポーターは現地時間11月26日に本拠地グディソン・パークで行われるエヴァートン vs マンチェスター・ユナイテッドの試合で横断幕やカードを一般のファンに配って提示するなどの抗議活動をする予定としている。また、試合前の国会斉唱の際にはブーイングを、10ポイントの剥奪にちなんで試合開始10分のタイミングでは汚職を告発するチャントを歌うとも予想されている。
それだけでは足りず、彼らは土曜日の日中開催で世界中から注目を集めていたマンチェスター・シティ vs リヴァプールの試合でも抗議活動を行った。その方法とは、試合が行われたエティハド・スタジアムの上空に「プレミアリーグ=腐敗。#UTFT #EFC」と書かれたバナーを牽引したセスナ機を飛ばすこと。マンチェスター・シティがエヴァートンよりも多い115件の財務違反疑惑について告発されていることも無関係ではないだろうし、エヴァートンの試合が夕方のキックオフで上空が暗闇に包まれるため、この方法では効果がないことも、この試合が抗議活動の舞台に選ばれた理由だという。
なお、マンチェスター・シティ vs リヴァプールの試合は現地では『スカイスポーツ』で中継されたが、このバナーが放送の映像に載ることは一度もなかった。