ブラジル代表DFダニエウ・アウベス（39）が、性的暴行の疑いで収監された刑務所でサッカーデビューしたようだ。

　アウベスは昨年末にナイトクラブで女性に性的暴行を加えたとして逮捕され、国外逃亡などの恐れがあることから裁判所に保釈を却下されてバルセロナ郊外の刑務所に送られた。アウベスは容疑を否定している中、スペイン紙「アス」は、同国人ジャーナリストのマイカ・ナバロ氏の情報として所内での近況を報じた。

　囚人仲間は、〝新しいパートナー〟がなじみやすいように配慮しているという。アウベスが他の囚人と行ったサッカーの試合に関する情報もあり、情報源の一人は「多くの受刑者は、スポーツ界に多大な功績を残したブラジル人サッカー選手を間近で見たいと考えていたため、その期待は大きかった」と語ったとのことだ。

　またアウベス本人は「これまで困難で複雑な状況を乗り越えてきた。今回もその一つでしょう。何も怖くない」と囚人の一人に断言したという。一方で、ナイトクラブで起こったことはすべて「女性の同意のもと」と語っているというが、囚人仲間が多くの質問をし始めると、答えなくなるそうだ。

　ナバロ氏は「すべての情報は、刑務所の公式、非公式、内外を問わず複数の情報源から得たものである」とした。アウベスの刑務所暮らしは、いつまで続くのだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8353140f482eb08875966787c7360f4eae5e8fd7