┃27日の午後7時20分、日本とE1サッカー選手権の最終戦

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昨年3月、日本遠征に発って虚しく完敗した韓国サッカーが、16か月ぶりに雪浴のチャンスを得た。無条件勝利が必要なだけに、ベント号の最前線の責任がかかるチョ・ギュソン（金泉）の活躍に、これまで以上の期待がかかる。

パウロ・ベント監督が率いる韓国サッカー代表チームは27日午後7時20分、愛知県豊田市のトヨタスタジアムで日本と東アジアサッカー連盟（EAFF）E-1サッカー選手権の最終戦を行う。

韓国は2連勝（勝点6）を記録して、1勝1分け（勝点4）にとどまっている日本にリードしている。日本との最終戦で引き分けを記録しても、韓国は大会４連覇を達成することになる。

だがしかし、韓国選手団は韓日戦という特性と昨年3月に完敗した屈辱を晴らすため、勝利を切望している。

韓国は2021年3月、ヨーロッパで活躍していたソン・フンミン（トッテナム）、ファン・ウィヂョ（ボルドー）、キム・ミンヂェ（フェネルバフチェ）、ファン・インボム（ソウル）など、主軸がかなり抜けた状況で日本の横浜に遠征に向かった。一方で当時、日本は吉田真也、冨安健洋、南野拓実、鎌田大地など、ヨーロッパで活躍する主軸が代表チームに合流していた。韓国は日本を相手になんら抵抗できず、惨敗を喫した。

当時の敗北でベント監督は更迭説に苦しめられ、無理矢理日本との評価試合を推進した大韓サッカー協会のチョン・モンギュ会長は、異例的にもファンに謝罪した。

16か月ぶりに実現した韓日戦は、その当時とは状況が異なる。国際サッカー連盟（FIFA）が主催する大会ではない関係上、欧州で活躍中の両チームの主軸は大幅に抜けた。代わりに韓国と日本は自国リーグでトップクラス活躍を繰り広げる選手らで代表チームを作った。

今回の大会のベント号の攻撃の中心はもちろん、チョ・ギュソンである。昨年９月からA代表の呼びかけを受けているチョ・ギュソンはすぐさま代表チームに溶け込み、代表の座に定着した。

今大会もチョ・ギュソンは、ベント監督の信頼を受けている。去る20日の中国との大会1回戦で先発出場したチョ・ギュソンは、90分のフルタイムを消化して1ゴールを決めた。

香港との2回戦では1-0で苦しい流れが続いた後半19分、交代で投入されてチームの攻撃に活気を与えた。ゴールこそなかったが最前方でボールを守り、仲間たちに繋がるプレーでホン・チョル（大邱）、カン・ソンヂン（ソウル）の追加ゴールを影から貢献した。

今度もチョ・ギュソンは、日本を相手に最初のゴールを狙う。昨年、チョ・ギュソンは金泉尚武に移籍した後、力をつけて最前線のポストプレイを向上させた。最近のトッテナムとのプレシーズンマッチで相手ディフェンダーとの力、制空権の戦いで負けなかったチョ・ギュソンが最前線に立った場合、日本にとって負担にならざるを得ない。

チョ・ギュソンが前方で個人の役割を忠実に行えば、韓国は十分に韓日戦の敗北を雪辱できる。また、11月に開幕する2022FIFAカタールワールドカップの最終エントリーに、チョ・ギュソンの名前が上がる可能性もさらに高まると見られる。韓国のチーム的にも、チョ・ギュソンの個人的にも活躍が期待される1戦である。

ソース：ソウル=news1（韓国語）
https://www.news1.kr/articles/?4754678