ドイツ１部ドルトムントのノルウェー代表ＦＷエーリングブラウト・ハーランド（２１）がスペイン１部バルセロナ移籍に条件を提示したと、同国紙「スポルト」が報じている。

　ハーランドは今夏に欧州ビッグクラブが大争奪戦を展開すると確実視されている実力派のストライカー。すでにバルセロナは代理人のミノ・ライオラ氏とイタリア・トリノで極秘会談を行うなど、他クラブに比べて優位に交渉を進めている。しかもハーランド自身はスペインリーグ行きを希望しているため、現時点では移籍先の〝大本命〟とみられている。

　すでに総額１６００億円超の負債を抱え、深刻な資金難が伝えられるバルセロナは、来夏のハーランド受け入れに向けて移籍金７５００万ユーロ（約９６億円）や年俸（５年分）、代理人手数料などを含めた総額２億５０００万ユーロ（約３２０億円）にも及ぶ資金を確保するため再び借金をする予定で投資ファンドと交渉し、準備を進めている。

　そんな中、ハーランドが条件面以外でバルセロナに求めているのは来季の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）の出場権を確保することだ。同紙は「ハーランドと周囲の人たちが移籍を実現するためにはチームを改善させ、来季に欧州ＣＬでプレーできなければならない」と報道。低迷するチームの再強化と現在リーグ８位に低迷する中、４位以内でフィニッシュし、ＣＬ出場を確実にすることを要望されたという。

　バルセロナでは来年１月の移籍市場で補強を検討しており、上位進出を目指しているが、来夏のハーランド争奪戦を確実に制するためにも、今季リーグの奮闘は欠かせないようだ。

東スポ　12/15(水) 20:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d9516e9d20acb9bc1c3405bbec5c3c4aaf8e5a1

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