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W杯での最多対戦カードの一つ、決勝も3度目 

【決勝戦】
<ドイツ対アルゼンチン>

直接対決ではアルゼンチンが過去9勝5分け6敗と勝ち越している。最近の対戦は2012年の親善試合で、そのときも3−1でアルゼンチンが勝利。

このカードはワールドカップ(W杯)での対戦が今回で7回目となり、ブラジル対スウェーデン、ドイツ対ユーゴスラビア(セルビア含む)と並んで最多タイの記録。また、W杯決勝で対戦するのも3回目で史上最多。1986年、90年大会と2年連続で対戦し、互いに1勝1敗。

W杯ではドイツが3勝2分け1敗。引き分けの一つは2006年大会準々決勝でのPK戦で、そのときはドイツが勝利した

ドイツは2大会連続でアルゼンチンを敗退に追いやっている。今回も勝利すれば東西統一後では初の優勝。アルゼンチンはディエゴ・マラドーナを擁した1986年大会以来3回目の優勝を狙う。


<W杯トリビア>

・ドイツは史上最多8回目の決勝で、過去3回の優勝。一方のアルゼンチンは5回目の決勝で、過去2回の優勝がある。

・ヨーロッパ勢と南米勢で決勝を戦うのは今回が10回目。これまでは南米勢が7勝と相性が良い。

・アルゼンチンは今大会最多4回のクリーンシート(無失点試合)を達成。決勝トーナメントではいまだ無失点。ドイツもアルゼンチンに次ぐ3回のクリーンシートを達成している。

・ドイツは1994年大会の準々決勝ブルガリア戦以降、W杯では得点を挙げた試合で1回も負けていない。さらに、ドイツ代表は国際Aマッチ17試合連続無敗を続けている。

・アルゼンチンは今大会6試合を戦って、いまだ相手にリードを許していない。ドイツもリードを許したのはガーナ戦の8分間だけである。

・アルゼンチンはW杯で過去5回のPK戦で4勝。一方、ドイツは過去4回すべてに勝利している。

・ドイツFWミロスラフ・クローゼは準決勝ブラジル戦で1ゴールを決め、W杯通算ゴール数を16としたが、これは今大会のアルゼンチン代表メンバー全員のW杯での通算ゴール数よりも多い数字である。

・クローゼは両チームの中で唯一W杯決勝を経験している(2002年日韓大会)。

・両チームの選手のうち2大会連続で5ゴール以上を決めたのはドイツのトーマス・ミュラー(2010年、2014年)とクローゼ(2002年、2006年)の2人だけである。ミュラーはさらに史上初の2大会連続得点王の可能性を残している。

・アルゼンチンMFハビエル・マスチェラーノはここまで全選手中最多の509本のパスを記録している。またタックル数も最多の28回を記録している。

・ドイツMFアンドレ・シュールレは今大会156分間の出場で3ゴールを挙げている。

・アルゼンチンMFアンヘル・ディ・マリア、ドイツMFサミ・ケディラのどちらかは同一シーズンにチャンピオンズリーグとW杯を制した10人目の選手となる。1974年に7選手がバイエルン・ミュンヘンと西ドイツで、1998年にMFクリスティアン・カランブーがレアル・マドリーとフランスで、2002年にDFロベルト・カルロスがレアル・マドリーとブラジルでそれぞれ達成している。

情報提供:Opta

<ドイツ>
【負傷】ムスタフィ
ドイツはアルジェリア戦で負傷したムスタフィ以外、負傷者や出場停止はなし。

<アルゼンチン>
【負傷】ディ・マリア
ゴールデンボール(最優秀選手賞)候補に名が挙がっているディ・マリアは負傷からの回復を目指しているものの、出場は微妙と見られている。

アルゼンチン対ドイツ トリビア