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W杯の汚名返上だ!新生日本代表 10・14ブラジル戦を計画

次期日本代表監督の最有力候補のアギーレ氏
Photo By ゲッティ=共同

 新生日本代表が今秋、親善試合の目玉としてブラジル戦の開催を計画していることが30日、分か
った。複数の関係者によれば、10月14日(会場未定)を第1候補として調整が進められている。
日本サッカー協会は現在、アルベルト・ザッケローニ監督(61)の後任候補として元メキシコ代表監督のハビエル・アギーレ氏(55)に一本化して交渉を進めている。交渉が順調にまとまれば、ア ギーレジャパンにとって絶好の腕試しとなる。 【日本代表 日程&結果】

 今秋誕生する新生日本代表に、早くも「黄金カード」が組み込まれた。日本サッカー協会は現在、9、10月に2試合ずつ親善試合のマッチメークを進めている。
その中から、10月14日を第1候補としてサッカー王国ブラジルと激突することが濃厚となった。W杯ブラジル大会は1次リーグで敗退し、国民の期待を裏切った日本サッカー界にとって、汚名返上の絶好の舞台となる。

 ブラジル代表はFWネイマール(バルセロナ)、MFオスカル(チェルシー)らがそろうスター軍団で、母国開催のW杯では順当に8強入りした。
W杯以降の日程では、10月11日に中国でアルゼンチン代表と親善試合を予定しており、その後に日本代表と戦う見込みだ。ザックジャパンは12年10月の親善試合と昨年6月のコンフェデ杯で対戦したが、0―4、0―3で2連敗。通算成績は2 分け8敗だけに、胸を借りるのにこれ以上の相手はいない。

 日本協会は現在、ザッケローニ監督の後任人事が佳境を迎えている。候補をアトレチコ・マドリー ド、エスパニョールなどスペインの名門クラブやメキシコ代表監督を歴任したメキシコ人のアギーレ氏に一本化。条件も推定年俸2億円を提示して水面下で交渉を進めている。同氏はメキシコのテレビ局テレビサの解説者としてW杯を取材中。本紙の直撃取材に詳細は伏せたものの、交渉の事実は否定しなかった。

 日本協会は1日、臨時技術委員会を開催し、W杯の敗因分析と後任人事の選定を話し合う。原博実専務理事は「(後任人事は)まず技術委員会で方向性を出し、それからです」とあくまで慎重。
その 一方で、アギーレ氏については4年前のW杯南アフリカ大会後の代表監督選びの際に候補の1人とし
て接触した事実を明かした。
原専務理事の理想とする監督であることは明らかで、交渉が順調に進めば今月中に正式発表の見通しだ。

 ザックジャパンは4年前の発足直後、ブラジルと同じ南米の強豪アルゼンチンと激突。1―0の歴史的勝利を飾ったことで勢いに乗り、翌年1月のアジア杯制覇につなげた。今度はネイマール率いるブラジル相手にどんな戦いを見せるのか。4年後の18年W杯ロシア大会を占う意味でも重要な一戦となる。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/07/01/kiji/K20140701008478660.html