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 ポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボンは6月29日に柏レイソルから
元日本代表FW田中順也を獲得したと発表した。以前からポルトガルメディアによって
移籍は報じられていたが、正式に契約が成立した。

 FWクリスティアーノ・ロナウドを輩出するなど、欧州でも有数の名門クラブへの
移籍を果たした田中だが、発表された契約内容がさらに話題を集めている。
スポルティング・リスボンは公式サイトで田中と5年契約、他クラブへ移籍する際に
発生する違約金はなんと6000万ユーロ(約83億円)とする契約を交わしたと発表した。
初の海外移籍を果たすJリーガーに、この契約内容は異例とも言える。

 海外メディアもこの契約内容に反応。特にイタリアメディアは「そもそも田中って誰だ?」
との見出しを付けて、この話題を取り上げている。

 『スポーツカフェ24』はスポルティング・リスボンが歴史的に見てもタレントを見出すことに
長けていると紹介しながらも、「この分野に詳しく、日本のすばらしくて強いストライカー(???)に
熟知している人であっても知らない」と“日本通”でさえ知らない選手だと紹介。
「日本のすばらしくて強いストライカー(???)」と揶揄した表現を使いながら、驚きを伝えている。

 そして違約金6000万ユーロが驚きに拍車をかけているようで、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は
「これは読み間違いではない。どこの誰ともわからない選手に、超高額の条項がつけられたのだ」と
記載。『トゥット・カルチョ』は「ただのマーケティングか?それは今は誰にも分からない。
ただ大きな期待が寄せられていることは分かる。ミスター田中に幸運を」と報じている。

ゲキサカ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140701-00136954-gekisaka-socc